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2016年5月13日金曜日

エコノミークラス症候群

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

熊本の震災直後、車中泊していた方がエコノミークラス症候群でお亡くなりになるという報道がありました。
遠く離れた場所から客観的に報道を観ている分には分かっても、いざ自分が当事者となり同じような状況に置かれたら、気を付けることができるか...やはり、普段から意識していなければできないと改めて思います。

近年ではデスクワークの仕事の方が増え、一日中、何時間も座りっぱなしという方も多いと思います。
そのような方も自分自身で気を付けるのは当たり前として、管理職の方は部下の健康管理も仕事のうち。ぜひ気にかけてあげて欲しいと思います。




実は死亡者多発 !? エコノミークラス症候群はなぜ起こる?

空旅だけでない、夏のロングドライブにも用心を


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飛行中にも、足には十分なケアを。
 新潟県中越地震では、被災地で車中泊をしていた人が多く発症したことが報告され、有名になった「エコノミークラス症候群」。1977年、ある学者が「肺動脈血栓塞栓症」が航空機のエコノミークラスに搭乗した乗客に多く発生することに注目。狭い座席で足を動かせないことが原因で脈血栓塞栓症を生じるため、いわゆる「エコノミークラス症候群」と名付けられた。
 肺動脈血栓塞栓症とは、静脈にできた血の塊(血栓)が血流に乗って肺に達し、肺の入り口である肺動脈に詰まってしまう病気だ。突然の呼吸困難、胸痛で発症することが多く、死に至ることも珍しくない。
 しかしエコノミークラス以外の航空機利用者やバス、電車、船などの交通機関を利用した旅行者からも肺動脈血栓症は数多く報告されている。長時間、同じ姿勢のまま過ごすと、足の血流が悪くなり、血栓が作られて発症しやすいからだ。実は長時間のドライブやオフィスワークでも同じことが起こりうる。渋滞などで長時間化しやすい夏のドライブ旅行などでは、特に注意が必要だ。
 一方、最近では「エコノミークラス症候群」という名称がエコノミークラスだけで起こるものだという誤解を招く恐れがあるため、医療界では「旅行者血栓症」と呼ぶようにして注意を喚起している。

●突然死の原因になることも

 血液が一定の速さと方向性で、規則正しく流れているところには、血栓や動脈硬化は生じにくい。しかし、血液の流れが乱れたり滞ったりすると血管壁や血小板の機能に異常が生じ、血栓ができやすくなる。特に血栓が生じやすいのは足の深部静脈だ。足の静脈は、筋肉が動くことで血管が収縮され、この勢いで血液が心臓に戻る仕組みになっているが、足を動かさない状態が続くと血流が悪くなる。
 座っている状態を考えてみよう。心臓は足の先から約1メートル高い位置にある。足の筋肉が動くことで静脈内の血液を上らせて心臓に返すところ、座った状態が続けば血流は悪化する。この時、血栓ができ始め、足は赤く腫れ上がる。
 法医解剖を通して死因を究明している、滋賀医科大学の一杉正仁教授は次のように解説する。
「長時間のドライブ後、この病気で突然死された方の解剖をしたことがあります。実は肺動脈血栓塞栓症による死亡者数は、もっと多いと考えられます。例えば、胸を押さえて突然亡くなられた方がいても、事件性がない場合の多くは解剖検査が行われません。心臓病が死因だと判断されても、本当にそうかどうかはわからないのです。肺動脈血栓塞栓症が正しく診断されていないケースはたくさんあるはず」
 突然死とは、発症から24時間以内の予期せぬ死亡を指す。突然死の場合、まずは死体検案で死因が究明されるが、肺動脈血栓塞栓症は、特異的な症状や臨床検査所見に乏しいため、生前でも診断が難しいといわれている。特に突然死では、死体検案のみによる死因の究明は困難で、解剖検査による正確な診断が不可欠だ。しかし、日本では制度的な問題から解剖率は低いのが現状だ。

●こまめに足を動かすことが予防に

 一杉教授によると、乗り物の中だけでなく、日常生活でも肺動脈血栓塞栓症を発症するケースは少なくない。正確に血液粘度を測定する装置を用いて調べてみたところ、健康な若い人でさえ2時間足を動かさないと足の血液粘度は上昇し、むくんでいたという。
 ほとんどの肺動脈血栓症は足の血流を改善することが何よりの予防策だ。足にむくみが出たら危険のサインだと思い、こまめに足を動かそう。足首を軽く曲げ伸ばしするだけでも、血流は改善されるはずだ。特に旅行の際は、次のことに気をつけよう。
・動きやすい、ゆったりとした服装で旅行する。
・定期的に足の運動やマッサージをする。
・水分の補給に心がける。
・アルコールはほどほどに。
 ちょっとした心がけ次第で、より安全で楽しい旅行となるはずだ。
(文=チーム・ヘルスプレス)

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