2016年2月27日土曜日

インフルエンザワクチンの期待?

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

今日はまた風が強く、とても寒くなりましたね。
さて、今日はまたインフルエンザワクチンについての記事です。

予防接種でインフルエンザワクチンを打っているのは日本、韓国、オーストラリアくらいなものなのですが、それはどうしてなのでしょうか?
なんだか、きな臭いですね...ところで、きな臭いの「きな」って、何ですか?私、気になります!(元ネタが分かる方、いますかね?笑)


インフルエンザワクチン、WHO「感染予防効果

は期待できない」 免疫悪化との研究も

「Thinkstock」より
2月27日厚生労働省が発表したところでは、2月16日~22日までのインフルエンザ受診患者数は全47都道府県で前週を下回りピークを過ぎた感があるが、2014 年第 36 週以降これまでの累積の推計受診者数は約 1344 万人と、今季も猛威を振るった。
 そんなインフルエンザへの感染を避けるため、ワクチンを接種する人も多いが、実はワクチンは感染を防ぐ効果はほとんどないとの指摘が数多くなされている。
 厚労省のホームページを見ると、感染について「ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません」、発症については「抑える効果が一定程度認められています」、また、重症化については「特に基礎疾患のある方や御高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果です」とされている。
 また、国立感染症研究所の調査によって、昨シーズンA香港型のワクチンを接種した人でもA香港型のインフルエンザに感染した人が多くいたことが明らかになった。以前からワクチンの効果について疑問視する声は医師の間から上がっていたが、同研究所は、効果が低かった理由を製造工程にあるとし、見直しを検討している。
 国は、シーズンごとに流行する型を予測し、ワクチンをつくるウイルスを選定する。ワクチンメーカーは、そのウイルスを鶏の有精卵で培養して免疫成分を取り出す。
 同研究所が調べたところ、実際に流行したA香港型と、ワクチン用に培養したウイルスでは、遺伝子配列が大きく異なっていたという。卵を使って培養すると、その工程で変質することが知られており、昨シーズンのウイルスは特に大きく変質したことで効果が下がったと同研究所はみている。
●ワクチンの予防効果
 その一方で、東京都内で内科医を開業する医師は、ワクチンそのものに疑問を投げかけている。
 世界保健機関(WHO)のホームページを見ても『ワクチンでインフルエンザ感染の予防効果は期待できない』と認めています。そもそも、インフルエンザはA香港型、Aソ連型、B型などと分類しますが、同じ型であってもウイルスは細かく変異を続けているため、ぴったりと当てはまる型のウイルスを事前につくり出すことは事実上不可能です」(内科医)
 実際にホームページや公式見解を調べてみると、WHOの見解としては、「感染予防の効果は期待できないが、発症や重症化を抑える効果はある」との表現が見つかるhttp://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs211/en/)。ちなみに、その発症予防効果は、老人で40~45%、乳幼児で20~50%、成人では20~30%だ。
 ではなぜ、効果を疑問視する指摘が多くあるにもかかわらず、ワクチン接種が定着しているのだろうか。その理由について前出の内科医は次のように述べる。
「ワクチンは、毎年約3000万本製造されています。そこには巨額の税金がつぎ込まれているのです。5年前、国内の在庫が足りずに慌てて輸入したところ、ワクチンが届くころにはインフルエンザが終息し、大量の在庫を抱えたことがありました。毎年一定量のワクチンを使用することで、備蓄量をコントロールしたいとの政府の思惑も働いていると考えられます」
 また、2011年にオランダのエラスムス・メディカル・センターで行われたワクチン学の研究結果(http://www.wellnessresources.com/studies/flu_vaccines_in_children_hamper_defense_against_viral_infection/)では、子供に定期的にワクチン接種を受けさせることで、インフルエンザと闘う免疫システムが悪化すると結論づけられている。しかも、この研究は、ワクチン接種に反対している科学者ではなく、ワクチンの性能を改善するために賛同者によって行われた点は特筆すべき事項だ。
 この免疫システムに関する研究には、平均6歳のワクチン接種を受けていない健康な子供27名と、毎年インフルエンザワクチンを接種していて嚢胞性線維症の子供14名から血液が採取された。そこでは、ワクチン未接種の子供たちの免疫反応がより強いことが判明したという。
つまり、実際の世界的流行株を含めたインフルエンザから身を守る機能が、より強いということである。
 研究者のリーダー・Rogier Bodewes氏は「インフルエンザワクチンは、潜在的な欠点があり、これまで正当に検討されていませんでした。これについては議論を行うべきでしょう」と述べている。
 国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)の疫学部感染症室長を務めたこともある医師の母里啓子氏は、著作『インフルエンザワクチンは打たないで』(双葉社)の中で、衛生研究所の調査によると予防効果はないと断言している。一部の医師は20~30%は予防効果があると主張しているが、母里氏はそれすらも否定しているのだ。また、老人ホームで行った調査で、50~60%重症化を防ぐ効果があったとするデータがあり、それをワクチン接種の意義と唱える医師も多いが、母里氏は脳症などの重症化を防ぐ効果はまったくないと述べている。
 ワクチンの効果や副作用、将来にわたる免疫の低下などを考えると、惰性や周りの意見に乗って接種するのではなく、熟慮を重ねて自己判断すべきだろう。
 いずれにしても、インフルエンザワクチン接種の是非をめぐっては、医学界でも大きく意見が分かれているといえよう。
(文=編集部)

2016年2月26日金曜日

胃薬、良い薬です?

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

ストレス社会と言われる現代、何か精神的なダメージを受けて胃がきりきりと痛む...なんて経験をしたことがある方も多いかと思います。
ちなみに私は、いわゆるストレスを受けると腰痛に来るタイプです(^^;)
...え?腰痛ってストレスでもなるのかって?そうなんです、なるんです。
私が所属しているBFI研究会代表・三上敦士先生によると、「小脳は環境の変化や人間関係といった心身環境因子の影響を受けやすく、それらによって小脳が疲労を起こすと“痛み記憶”とリンクしてしまい、体に痛みを起こすと考えられる」のだそうです。

もっと詳しく知りたい方は、コチラ
「痛み記憶の再生理論」
http://arthro-reflex.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/arf---0efe.html

もちろん、食生活の悪さとかもあります。食べ過ぎとか、乳製品の摂り過ぎとか...え?乳製品って体に悪いのか、ですか?←2回目(笑)
それは過去のブログをさかのぼって読んでみてください♪
http://aozorashinmachi.blogspot.jp/


では、本日の記事になります。



胃薬の安易な服用からこんな恐ろしい副作用や健康被害の可能性が!?

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安易に胃薬を飲む無かれ!?shutterstock.com
 胃薬は頭痛薬と同様、比較的に身近な薬だ。少しでも痛くなったり違和感を覚えたりすると、つい手が伸びてしまう人も多いのではないだろうか。
 胃痛には2種類のタイプがある。ひとつは胃酸が出過ぎることによって症状が現れる痛み。もうひとつは、それとは反対に胃酸の分泌が減少し、消化が十分できなくなって起こる痛みだ。
 先日、胃痛をテーマにしたテレビ番組で、この2つのタイプに適した薬を飲むことの大切さに言及していた。つまり、胃薬の飲み分けの必要性を伝えていたのだが、私は「胃が痛くなったら薬を服用する」ことを前提にしている内容自体に疑問を感じた。
 確かに、胃酸過多と胃酸過少という正反対の原因による痛みなので、薬の使い分けは重要になる。しかし、本当に大切なのは、その前の段階で薬をなるべく飲まずにすむ方法をアドバイスすることではないだろうか。
 
 当然のことだが、胃に痛みを感じるのは胃が弱っている時である。その胃に薬(=異物)を入れる、それも頻繁に服用することは胃薬自体の副作用だけでなくさまざまな問題を引き起こしかねない。

アルミニウム成分がアルツハイマー型認知症の原因に?

 胃は口から摂取した食物が最初に届く、身体の入口ともいえる臓器だ。胃には、「身体に悪影響がある」と見なされた有害なものを、嘔吐によって排出したり強い胃酸によって殺菌したりする役割がある。そのため胃酸の分泌を抑える薬を服用すると、有害な物質が身体に入っても、本来胃で行われるべきこれらの適切な処理を行うことができなくなる場合がある。そして、その殺菌されなかった雑菌は感染症の原因になってしまうかもしれない。
 さらに、胃を通過した先にある臓器にも悪影響を与える可能性が出てくる。胃酸が足りないことにより消化する能力も弱くなってしまう。胃痛を抑えるために薬を飲んだのに、他の部分を悪くしてしまうという結果にもなりかねないのだ。
 
 なお多くの胃薬にはアルミニウムが含まれているが、この身体に必要なミネラルは過剰に摂取すると有害になる。とくに脳への影響が懸念されており、まだ確実に証明されているわけではないが、長期に服用するとアルツハイマー型認知症を引き起こす可能性もあるといわれている。このアルミニウムは解熱鎮痛薬にも含有されている。
 また、とくに胃薬の服用に注意を促す必要があるのは、腎臓に疾患がある人だ。胃酸を抑える薬には、上記のアルミニウムのほか、ナトリウムやカルシウム、マグネシウムなどが含まれている。通常これらの物質は体外に排泄されるが、腎臓に何らかの障害があると一時的に蓄積され、さまざまな副作用を起こす原因になることもある。
 
 安易に飲んでしまいがちな胃薬だが、こうした理由からも、身体にダメージを与える可能性があることをしっかり認識する必要があるだろう。「気軽に飲める」と宣伝するテレビCMのコピーなどに惑わされず、胃薬に手を出す前に、その薬が今自分に本当に必要なのかどうかを十分見極めてほしい。

2016年2月25日木曜日

自殺願望が高まる抗うつ薬

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

今月2月11日、建国記念の日に「第八回國護り演説大会」が正午より銀座ブロッサムにて開催され、私も聞きに行ってきました。
演説者は8人、どの方の演説も素晴らしく、笑いあり、感動あり、涙あり...第六回出場者の私としましても、後輩たちの演説には敬意を表します←ちょっと先輩風を吹かせてみました(笑)。

その中でも、トップバッターを務めた荒屋美紀さんは、「命の灯台からのメッセージ~自殺大国からの脱却~」というタイトルにて、自殺というとても重く、難しいテーマと向き合って演説されました。
日本では年間25,000人以上の人が自殺で命を絶っています。荒屋さんご自身の経験を踏まえ看護師として目の前の命を救う日々の中、自殺を減らすために行動されている姿は同じ医療者としても、人間としても尊敬です。

ということで、今回は自殺とも関係が深いうつ病薬についての記事です。
抗うつ薬の副作用がうつ症状とか自殺願望とか、笑えない冗談にしか聞こえません。

ちなみに、第八回國護り演説大会の演説はこちらのサイトから視聴可能です。
http://c-consul.co.jp/kunimamori/result/



抗うつ薬の副作用で自殺願望が高まることも......
うつ病を薬で治すことは難しい

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抗うつ剤の一番の副作用は「うつ症状」 shutterstock
 ストレスが蔓延する現代社会で、年々増え続けているうつ病患者。「うつ病を疑ったら早めに専門家の診断と治療を受ける」ということが、日本でも暗黙の了解となりつつある。
うつ病の治療は、「休養」「薬物療法」「精神療法・カウンセリング」の3つが基本といわれているが、なかでも中心となるのが薬物療法だ。
 抗うつ薬は化学構造の違いによって、「三環系(第一世代)」「非三環系(第二世代)」「 SSRI(第三世代/選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」「SNRI (第四世代/セロトニン-ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)」などに分類される。このうち今の主流となっているのが、三環系や非三環系よりも副作用が少ないSSRIとSNRIだ。
 うつ状態では、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量が少なくなる。前者は幸福感や安らぎ、後者は意欲や集中力、自信などに大きな影響を与えるため、これらが減少して脳の機能が低下すると、「自分なんか生きていても仕方がない」「自分はなんてダメな人間なんだ」と思い込むようになってしまう。
 SSRIやSNRIは、循環しているセロトニンやノルアドレナリンを放出元の神経細胞に戻さないようにして、それらの神経伝達物質で脳内を満たす効果がある。物質の分泌量を増やすことではなく、特定の場所に溜めて、そこだけ量を増やすことが目的だ。
ただし私には、循環して疲れているセロトニンやノルアドレナリンを戻さないことは、それらを同じ場所で酷使しているようにも感じられる。
 SSRIやSNRIは比較的、副作用は少ないといわれているが、飲み始めに吐き気などが起こることもある。驚くのは、SSRIとSNRIの一番の副作用がうつ症状だということ。実際に薬の添付文書にも「自殺願望が高まることがある」と記載されている。
 一方、三環系や非三環系の薬は、セロトニンとノルアドレナリンだけでなく、うつ病と関連のないアセチルコリンなどの物質にも作用するため、SSRIやSNRIよりも副作用が多いといわれている。

原因を特定し環境を変えることも大切

 ここまで第一世代から第四世代までの抗うつ薬について言及してきたが、これらの薬はうつ病の症状を軽減するだけであり、その原因となったストレス自体を排除するものではない。
 実を言うと、私はうつ病を薬で治すことは難しいと考えている。治療をするうえで重要なのは、「どうしてその病気になったか」を知ることだが、うつ病の原因は脳内のセロトニンやノルアドレナリンの量が減少したことだけではないからだ。
 うつ病を少しでも改善するには、まずは「発症の引き金となったのは何なのか」を特定する。
子供が学校に行けないのはなぜか、夫が仕事に行けないのはなぜか。その原因が明らかな場合は子供に薬を飲ませ続けて無理に登校させるのではなく、学校を休ませ様子を見て転校させる、高校生以上なら退学する、会社員なら休養を取った後に新しい仕事を探すなど、選択肢の幅を広げてみてもよいのではないだろうか。
 抗うつ薬は症状を軽くするかもしれないが、それだけでは本当の解決策にはならない。
また、一時的にどうしても薬が必要な場合は仕方がないが、長期間にわたる抗うつ薬の服用は体や心に負担をかけることになるため、避けることが望ましいだろう。

2016年2月24日水曜日

‟特効薬”抗インフルエンザ薬

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

今日はまた一段と寒くなりましたね。おかげさまで、風邪はすっかり治ったようですが時々のどがいがらっぽくなって咳が出たり、痰がからんだり、朝のうちは鼻水が出たりしました←それは治ったと言えるのか?(笑)

私の免疫力は、今日も頑張ってくれています。感謝です。

ちなみに、インフルエンザには生まれてこのかた罹ったことはありません。これも丈夫な体に産んでくれ、育ててくれた両親に感謝ですね。
なので、インフルエンザの薬というものを飲んだことがありません。まぁ、今罹ったとしても...病院では診断だけしてもらって、処方箋は丁重にお断りさせていただくと思います(笑)。

ちなみに、統計では薬を飲んだところで1日しか治るまでの期間は変わらないらしいですよ。
それでも、みなさんは飲みますか?




大きなリスクを伴う"特効薬"
それでも抗インフルエンザ薬に頼るのか?

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抗インフルエンザ薬「タミフル」 Stuart Monk / Shutterstock.com
 インフルエンザのウイルスに感染前、予防目的で投与するのがワクチンなら、感染後に病院で処方されるのが、タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬だ。
 しかし、これらの薬剤は決してウイルスを「消滅させる」ものではない。ウイルスの「増殖を抑制する」だけである。
それなのに、症状が出ると大抵の人が、薬を処方してもらうために病院に行き、余計に症状を悪化させてしまう。またそれによって待合室などで他の病気の患者を感染させることにもなりかねない。
 薬を服用すれば当然、副作用も懸念される。抗インフルエンザ薬のなかでもタミフルは2001年の発売以来、特効薬として日本中で広く使用されてきた。
だが高い効果が得られるという評判の一方で、「窓から飛び出す、飛び降りる」「部屋の中を駆け回る」 などの異常行動が報告されている。
 2007年、男子中学生がタミフル服用後、マンションから飛び降りて亡くなるという痛ましい事故が起こった。同剤が精神に作用を及ぼす可能性が指摘され、大きな話題となったので、覚えている人も多いだろう。
 タミフルと異常行動との因果関係は特定されていないものの、そのほかにも似たような症例が何例も報告されている。
また異常行動や精神障害のほか、全身にしびれが起こり立てなくなってしまった女性が、タミフルに起因するギランバレー症候群と診断された例もある。
 タミフルを飲んだからといって、全員に異常行動が見られたり、運動神経障害を起こしたりするわけではない。
しかし、「精神や運動神経の障害が発現した例もある」という情報を前もって知っていたら、安易に服用する人は少なくなっていただろう。
 なお、すでにタミフルには、耐性ウイルスが発見されている。

なぜ日本はタミフルの消費大国となったのか?

 驚くことに、日本のタミフル消費量は世界全体の75%を占める。毎年、インフルエンザシーズンになると、「日本がタミフルを世界から買い集めている」と言われるほどだ。
多くの備蓄を確保している理由のひとつは、2009年の新型インフルエンザ流行時に小児用タミフルが不足して混乱を招いたことにある。
 このように日本政府はタミフルを大量備蓄し、病院では積極的に投与を行っている。
だが、インフルエンザの流行は日本でだけ起こるわけではない。"特効薬"であるはずなのに、なぜ日本のシェアがこれほどまでに高いのだろうか?
 それは、インフルエンザに対する考え方の違いにある。
 日本以外の国では「インフルエンザは自然治癒するウイルス感染症で、抗インフルエンザ薬は必要ない」という意見が主流だ。2009年にインフルエンザが世界で大流行した際に、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、そのガイドラインの中で、「健康な成人と子どもに抗インフルエンザ薬は不要」という見解を出した。
また実際に、抗インフルエンザ薬の添付文書にも、「A型又はB型ウイルス感染患者全員に投与が必須なわけではなく、病状を十分観察して使用の必要性を慎重に検討する」という旨が記載されている。
 タミフルをはじめとするインフルエンザ薬の服用は、インフルエンザワクチンと同様、最終的には自分の判断に任される。日本の常識が世界共通のものではないことを心に留め、その必要性とリスクをしっかりと認識することが大切だ。「危険なものには手を出さない」というのも、ひとつの考え方といえるだろう。
 インフルエンザの症状が出たら、病院に行かずに、まずは家でゆっくり休むことをおすすめしたい。そうすれば免疫機能が働き始め、早い治癒が期待できるはずだ。

2016年2月23日火曜日

骨粗鬆症薬←漢字が難しい(笑)

みなさん、こんばんは!ご機嫌よろしゅうございます(∩´∀`)∩

私は今の整骨院で働く前は整形外科に長くいました。初めはあまり考えてはいなかったのですが、勉強していくうちに段々と薬...西洋医学に疑問を抱くようになりました。
整形外科ということで骨粗鬆症の患者さんも当然多くいましたが、その時から骨粗鬆症薬には否定的な考えを持っていました(ここだけの話にしておいてくださいね)。

骨粗鬆症になると、気を付けなければならないのは骨折です。特に御高齢の方が股関節の骨折などをやると手術→入院→寝たきり、となる可能性が高く、そうすると急激に体が弱り介護が必要になったり様々な病気や認知症になりやすくなってしまいます。それだけは避けたいところです。

しかし、要は骨折をしない様に気を付ければいいだけの話です。わざわざ副作用のリスクを冒してまで治療薬を飲む必要があるのでしょうか?それに、いくら若くて骨が強かろうと骨折する時は骨折します。


ということで、今回の記事を紹介します。



骨粗鬆症の処方薬は必要ない! 胃潰瘍や十二指腸潰瘍を
はじめとする副作用の可能性に目を向けるべきだ

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骨粗鬆症という病名は、20年ほど前にとつぜん生まれた shutterstock
 近年、40歳を超えると骨粗鬆症のリスクが喚起されるようになり、5年刻みで節目検診を行う自治体も多くなってきた。
しかし、かつては「骨粗鬆症」と呼ばれる病気など存在はせず、約20年前に、いきなりこの病名が登場したのである。
 骨粗鬆症の大きな指標には次の2点が挙げられる。
●成人(20歳~44歳)の平均骨密度を正常値(100)として、自分の現在の骨密度はその何%か。
●25歳の時の自分の身長と比較して、現在はどれぐらい低くなっているのか。
 これらに加え、X線検査、血液検査、尿検査、問診などを行う場合もある。
 だが、高齢になったら骨密度が減り、身長が縮むのは当然のこと。それなのに「若い頃と比べて骨密度や身長が低くなったから病気だ」として治療を勧めるのは、あまりにも安易な気がしてならない。
こうしたことから、私はこの病気の存在自体に疑問を抱いている。
 
 骨密度が低下すると、若い頃よりも骨折しやすくなるのは当たり前である。しかし、普通に生活している分には骨折することは少ない。
骨折の原因の多くは転倒だ。これは、老化により筋肉や関節が衰えて躓(つまず)きやすくなることと、骨がもろくなったことが重なって起こるものだが、転倒しないような身体を作れば骨折は防ぐことができる。
それなのに骨密度が減った人を病人として扱い、薬を服用させ続けることは少しおかしくないだろうか。

ビスフォスフォネート(BP)製剤の副作用による深刻な病気とは?

 骨密度や骨量の低下は、閉経前後に女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少するために起こる。そのため、以前の治療では女性ホルモン補充療法が中心に行われていた。ところが、この治療に発がんリスクが疑われるようになり、別の新薬が開発された。フォサマック、ベネット、ボナロン、アクトネルなど、ビスフォスフォネート(BP)製剤と呼ばれるものである。
 実はこの薬には大きな問題がある。
 まず、必ず起きた直後の空腹時に食道に薬を残さないよう十分な量の水で飲み、服用後30分間は上体を起こしたままでいなくてはならない。これは、かなり刺激の強い成分が薬に含まれており、すぐ横になると逆流性食道炎を起こす恐れがあるからだ。また、この強い刺激は胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になる可能性もある。
 さらに、これらの薬には、腹痛や便秘、膨満感、吐き気、目のかすみ、むくみ、頭痛、関節痛、筋肉痛などさまざまな副作用リスクがあり、前述の胃潰瘍や十二指腸潰瘍、顎骨骨髄炎(アゴの骨の炎症)、顎骨壊死(アゴの骨の壊死)という深刻な病気をもたらす場合がある。
 それにもかかわらず、骨粗鬆症薬の処方量は増え続けている。理由のひとつは、患者に対するリスクの説明が徹底されていないことにある。「必ず起こるとは限らない副作用を聞かれもしないのに説明したら、患者が薬を飲まなくなる」と考えるのは、骨粗鬆症に限ったことではなく医療の世界ではよく見られる傾向だ。
 このことからも、医師の説明を聞くだけでは自分の身体を十分守れないことがわかるだろう。
幸いなことに、ネットには薬の副作用に関する多くの情報が掲載されている。また、患者本人から副作用について聞かれれば、その時は医師も説明してくれるはずだ。自ら質問したり調べたりすることは、自分の身体のためにとても大切なことなのである。

ADHD薬は覚せい剤!?

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

最近、ADHDと診断される子供が多いようですね。親や学校の先生はたしかに大変だったり心配されると思います。実際、気に病んでいる方のお話を聞くと、とても悩んでいて疲れているように感じます。

ただ、その「ADHD」という診断は本当に正しいのでしょうか?ちゃんと調べもされないで、簡単に薬を出されていませんか?

そもそも、子供のADHD(と言われる状態)の多くは食生活に原因があることが多いようです。今まで食べさせてきたもの、いや、出産前に母親がどういった食生活をしていたかによって、子供の脳の発達が変わるそうです。
小児科医の真弓定夫先生は、よく「育児は子供が生まれる20~30年前から始まる」とおっしゃっています。ちなみにインディアンの格言には、‟子育ては7代前から、少なくとも3代前”とあるそうです。
「食」という字は「人を良くする」と書きますが、それだけ食べるものは大事ということですね。

ADHDに限らずどんな病気、症状でも同じですが、すぐに薬に頼るのではなく、まずは食生活を中心に日常生活を見直してみることから始めてみるのはいかがでしょうか?



覚せい剤に似た性質を持つADHD薬。

子どもへの処方は本当に害はないのか?
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発達障害の治療薬が危ない!?shutterstock.com
 近年、ADHD(注意欠陥・多動性障害)など発達障害と診断される子どもが増えている。ADHDの特徴は、集中力や注意力に欠けたり、衝動性や多動性が見られたりすることだ。詳しい原因はわかっていないが、脳の機能障害ではないかといわれている。
 しかし、以前はADHDという名前の病気はなく、"元気があること"はその子どもの個性だと思われていた。そして、そうした子どもたちも、たいていは成長するにしたがって落ち着いて生活できるようになっていた。
 今は病気というレッテルを貼られ、薬漬けにされる時代だ。メディアでこの病気が取り上げられるようになると、「この子も落ち着きがないのでADHDではないか」と、親や教師など周囲の大人が心配し、子どもを受診させるケースが多くなった。また少しでも兆候があるとADHDとみなし、脳の中枢神経に作用する強い向精神薬を処方する医師も増えている。

向精神薬を服用していた米銃撃事件犯の少年たち

 この向精神薬の代表的な薬のひとつに、リタリン(塩酸メチルフェニデートの一般製剤)がある。すでにスウェーデンでは1960年代後半に同剤の発売が禁止されており、1970年代にはヘロインと同等の依存性があると指摘されていた。それにもかかわらず、アメリカではADHDの特効薬として患者への投与を継続。また、子どもへの投与だけではなく、大人の間でも「活動的になり仕事や家事がはかどる」という理由で、急激に広まっていった。リタリン生産量は1990~1999年に全世界で700%という高い伸びを示し、その9割がアメリカで使用されていた。
 だがそうしたなか、少年たちによる銃乱射事件が学校内で多発する。彼らは学習機能障害と診断され、リタリンなどの向精神薬を投薬されていた。コロラド州ではその後、厳密な検査を行わず安易に診断を下されたADHDの子どもに対して、リタリンを強制投与することを禁止した。
 日本において、ADHDはリタリンの適応外であったものの、うつ病の患者に処方されてきた。だが2007年、ある男性が複数の病院を受診して安易にリタリンを処方され、同剤の依存に陥り自殺するという事件が起こる。このことからうつ病も適応外となり、ナルコレプシーのみの適応となった。2008年からは登録された専門医にしか処方できなくなっている。
 現在、日本でADHDと診断された子どもに処方されるのは、コンサータ(メチルフェニデート徐放剤*)という薬だ。しかし、このコンサータには覚せい剤に似た性質があるため、承認にあたって"コンサータ錠適正流通管理委員会"を設置し、処方できる医師や調剤できる薬局を登録制にするという厳しい規制が設けられた。また、薬局はリストにない場合は拒否しなければならないなど、流通・処方状態の管理がしっかり行われている。
 このように、子どものADHDに処方される薬は、厳重な規制を必要とする危険な薬だ。これを子どもに与え続けて、果たして悪影響がないといいきれるのだろうか。ADHDが疑われるからといって子どもを安易に薬漬けにしてしまう医療には、疑問を持たざるを得ない。何らかの弊害が起こらないよう、親をはじめとする周囲の大人たちが、子どもに投与される薬には、どのようなリスクがあるのかを十分理解するべきである。
*徐放剤:成分の放出を遅くし、服用回数を減らせるように開発された薬。血中濃度を長時間一定にすることで、副作用を回避できる。

2016年2月20日土曜日

医師も飲まない花粉症薬

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

そろそろ花粉症の季節がやってきましたね。患者さんやスタッフの間でもちらほら話題に上ってきております。
かくいう私も目のかゆみがひどくなってきました...(笑)ちゃんと対処していかなければいけませんね(^^;




花粉症薬、危険で医師も飲まない?

脳出血、不整脈、内臓機能抑制、感染症の恐れ

「Thinkstock」より
花粉症患者数は増加の一途をたどり、スギ花粉症だけで1,500万人以上、日本の花粉症総人口は2,000万人以上、5人に1人は花粉症ともいわれ、今後も増加することが予想されています。
実はこの花粉症、古代エジプトの文献にも登場するため、まったく新しい病気というわけではありませんが、日本においては、1961年にブタクサ花粉症、64年にスギ花粉症、ついでイネ科の花粉症などの報告がされ、その後はスギを中心に猛烈な勢いで花粉症患者が増え続けています。
花粉症は、花粉によって引き起こされるアレルギー疾患で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり等のアレルギー性鼻炎や目のかゆみ、流涙などのアレルギー性結膜炎が最も多く見られます。また、まれに喘息やアトピー の症状を併発することがあります。花粉症は日常生活に与える影響などによる社会的損失も大きい疾患です。
花粉症に関連する費用も膨大な額に上ることが推測され、患者にかかる年間医療費は約2,860億円、仕事がはかどらないなどの労働損失は年間約650億円と試算されています。
花粉症に一度罹患すると、自然治癒はほとんど望めません。体質を改善して症状を和らげるか、花粉のない地域に引っ越す、または薬を服用しつつ花粉症と付き合っていくしかないでしょう。鼻の粘膜を焼いて、鼻水や鼻づまりの症状を出なくする手術が広まっていますが、効果は半年~2年ほどで切れてしまうため、根本的な解決になりません。最近は、減感作療法という根治を目指す治療も登場し、花粉症治療に明るい兆しが見えてきましたが、治療が終わるまでに数年かかるなど、気軽にできる治療法とはなっていません。
このように見てくると、花粉症患者は当面の間、花粉とうまく付き合っていく方法を模索しなければならないようです。
数多くの花粉症患者は、薬を常用して花粉飛散のシーズンを乗り切っていることと思いますが、実は安易に花粉症薬を服用すると、大変危険な副作用をもたらすことがあります。
複数の医師に花粉症薬について意見を聞いたところ、ほとんどの薬は自分では飲みたくないものだと口をそろえます。しかし、薬について「効果が期待できない」「副作用の可能性が高いからやめたほうがいい」といったアドバイスをしても、「先生は冷たい」「やぶ医者だ」などと長々と文句を言われたり、「自分で薬については調べるから」と言って自ら薬剤を指定する人もいるので、それに合わせて処方することもあるといいます。
花粉症薬を飲みたくない理由は、効果が薄いものが多いばかりか、深刻な副作用をもたらす可能性があるからです。いくつかの種類を試せば、自分の体質に合う薬が見つかる可能性があり、その場合には効果的に症状を抑えられるので、花粉症薬をまったく否定するわけではありませんが、なるべくなら飲みたくないというのが医師たちの本音のようです。
花粉症に処方される薬剤のうち、特にアレルギー性鼻炎用薬は、抗ヒスタミン剤、クロモグリク酸、ステロイド剤、その他の抗アレルギー剤、血管収縮剤の5つに大別できます。
抗ヒスタミン剤は、鼻水を抑えるには即効性があり、強力な作用があります。しかし、その一方、服用すると眠気を生じさせ、口が渇く、排尿が困難になるなどの副作用があります。子どもが服用すると、けいれんを起こす危険があります。最近は、眠気が出にくいタイプもありますが、重い不整脈の報告事例があるほか、薬価は眠気を伴うタイプの10倍以上するので、あまりオススメできません。
クロモグリク酸(インタール)は効果が弱めなので症状がひどい人には向きませんが、副作用の心配もあまりありません。
ステロイド剤は効果は強力ですが、長期間使い続けると感染症や依存症、副腎機能の抑制、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの危険が高まります。花粉症は、数カ月におよんで服用する場合が多いので、使わないほうがいいといえます。内服のステロイド剤はあまり処方されませんが、ステロイド剤と抗ヒスタミン剤を混合したセレスタミンを処方する医師が時々います。おそらく単に抗ヒスタミン剤だと考えているのだと思いますが、セレスタミンの長期服用は避けましょう。
その他の抗アレルギー剤としては、非抗ヒスタミン剤、非ステロイド剤などがありますが、感染症や依存症になりやすく、効果よりも危険のほうが大きいとして、欧米ではアレルギー性鼻炎への処方は禁止されています。
最後に、血管収縮剤は点鼻薬として処方されることが多いですが、内服薬の場合はとても危険です。鼻に限らず、全身の血管が収縮する可能性があり、高血圧や脳出血の可能性が指摘されています。漢方製剤の小青竜湯も同様の危険があります。
花粉症は、症状が出ている間は非情につらいですが、マスクなどを着用して極力花粉を吸い込まないようにし、どうしても症状を抑えなければならない時に薬を使用するのをオススメします。花粉が飛び始める前から、ゴールデンウィーク頃まで薬を常用している人も多いと思いますが、あらゆる薬には副作用がありますので、自分の体質と薬の効果・副作用を十分に検討して上手に薬と付き合ってください。
(文=ピカケ/薬剤師


2016年2月19日金曜日

“風邪薬は不要”論⑥

みなさん、こんばんは!ご機嫌よろしゅうございます。

めずらしく(笑)本日2度目の投稿です。



薬も医者も風邪は治せない! 
季節の変わり目、風邪薬の意外な副作用とは?

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風を治すには薬よりも休養 shutterstock
 咳、喉の痛み、鼻水、発熱......。誰もが経験したことがある風邪のつらい症状。そんなとき、日本人の多くは「仕事に支障をきたすから薬を飲もう」「家事ができないと困るから病院に行こう」と考える。
 だが、こうした「風邪薬は風邪を退治してくれる」「医者が風邪を治してくれる」という認識に待ったをかけたい!
 病気の症状を緩和する薬はあっても、病気を根本的に治す薬はほとんどないことは、この連載で何度も述べた通りだ。風邪薬は、咳や鼻水を止める、解熱するなど、表面に出る症状を軽くするだけの対症療法であり、根本原因を取り除くものではない。また、薬で病気が治らないのであれば、薬を処方する医師が病気を治すとも言いきれないだろう。
 ところで、風邪薬のコマーシャルでは、熱、鼻水、喉の痛みなどの症状を、まるで憎い敵か悪魔のように扱っているものが多い。たしかに、体がつらいと仕事や家事、勉強が滞ってしまい、薬が救世主のように思えることもある。だが、そもそも風邪をひくと、なぜ咳や鼻水、熱、喉の痛みなどの症状が出るのだろうか? 
 それは、体自体が風邪のウイルスと戦うために免疫反応が活発になるからだ。症状はウイルスを排除するための生体防御反応なのである。従って、本当の敵は風邪の症状ではなく、ウイルスだ。ウイルスと戦う体を助けるために私たちができることは、安易に薬を飲んで、この生体防御反応を抑えてしまうことではない。大切なのは、体のエネルギーをなるべく使わないようにゆっくり休むことである。
 ただ、あまりにもつらく、さらに仕事や家事をしなくてはならない状況であれば、薬の服用もやむを得ないだろう。咳や鼻水が止まらず余計なエネルギーを使ってしまうのなら、薬で症状を軽減し、体力を温存することも一案である。しかし、やはり体の健康を第一に考えれば、薬は最後の手段になる。風邪を治すのは薬でも医者でもない。本当の敵と戦うのは自分の体だということを忘れないでほしい。

風邪薬を飲んだせいで熱中症に

 温度も湿度も高く、過ごしにくい日本の夏。毎年、熱中症で病院に搬送される人が後を絶たない。この熱中症の原因は、高温多湿や水分・塩分の不足といわれているが、それだけではない。実は風邪薬、とくに鼻水止めの薬に熱中症の原因が潜んでいるのだ。実際に熱中症で病院に来た人に話を聞くと、風邪薬を飲んでいたという人が少なくない。
 鼻水止めには抗コリン薬という成分が配合されており、鼻水だけでなく、汗を止める役割もある。つまり、体内の水分の発生を抑える作用があるのだ。しかし、発汗することができないと体内に熱がこもるため、熱中症になる危険性も高くなってしまう。また、熱中症予防のためには水分や塩分を補給することが大切だが、汗をかくことができないとそうした対策をとっても体温調節が難しくなる。なお、抗コリン薬は、酔い止め、咳止め、胃薬などにも多く含まれている。
 このように、風邪薬と熱中症の間には意外な相関関係がある。風邪薬が必ずしも熱中症を引き起こすわけではないが、体調や温度・湿度によっては、そうした副作用リスクがあることも知っておく必要があるだろう。

“風邪薬は不要”論⑤

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

またまたブログの更新をサボってしまいました(笑)いけませんねぇ~(^^;
なるべく多くの情報をみなさんにお届けできるように頑張ります☆



風邪薬を買ってきて飲むことは百害あって一利なし!? 

風邪を治す薬はない

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風邪薬が風邪の治りを妨げる!?
 ほとんどの医師は風邪薬を飲まない。なぜなら、風邪を治す薬はないからだ。
 そもそも風邪はひとつの病気を指す言葉ではない。鼻水、鼻づまり、のどの軽い痛みや咳、38.5度未満の発熱など、喉から上の上気道に症状がとどまっている「かぜ症候群」またの名「普通感冒」であるが、その原因となる微生物はひとつではない。だいたい200種類以上、さらに次々に変異していくため、変異まで考えれば、とてつもない数になる。そのひとつひとつに合う薬を開発するのは非現実的。それが「風邪を治す薬」が開発されない理由だ。
 ドラッグストアなどで買える市販の「風邪薬」は風邪にかかった際に起こる、熱、くしゃみ、鼻水などのつらい症状をやわらげるだけの薬だ。しかし、そもそも風邪で引き起こされる症状は、風邪の原因となる外部から体に侵入した微生物を追い出すためのもの。熱が出るのは、高温のお湯などで消毒するのと同様。くしゃみは口から、鼻水は鼻から、微生物を外へ追い出してくれている。
「もしかして風邪薬は、体による風邪との戦いを邪魔してない?」
 そのとおりで、熱を下げたり、くしゃみや鼻水を止めたりしてしまうと、体の風邪との戦いを邪魔することになり、風邪が長引くことも少なくない。だから医師は風邪薬を飲まない。
 セキがひどすぎて眠れない、高めの熱が続いて食欲が落ちて栄養をとれない...といった症状による弊害が大きい場合だけに、風邪薬は用いるもの。
 あるいは、「どうしても明日のプレゼンを成功させるために、風邪の症状を一次的に止めたい」といった場合には、風邪薬は役立つ。この場合、健康より社会的事情を優先させたのだから、代償として、土日は寝込むことになっても仕方ないだろう。

風邪のときに処方される抗菌薬はほとんど無意味

 風邪を引いたら、医者に行き、抗菌薬を出してもらうべきだと勘違いしている人は少なくない。しかし風邪を引き起こす微生物の9割はウイルスであり、細菌が原因の風邪はわずかに過ぎない。抗菌薬は細菌をやっつける薬であり、ウイルスには無力だ。つまり抗菌薬は、ほとんどの風邪にはなんの役にも立たない。
 ウイルスは仮に微生物に分類されてはいるが、自力では増殖できず、人間や動物などとりつき、生きている細胞をだましてその力を利用して増殖する。生物ではないという考え方もあるくらいだ。いったん人体で感染してしまったウイルスを攻撃しようとすると、自らの細胞を攻撃することになってしまう。
 従って抗ウイルス薬の開発は難しく、インフルエンザなど少数のウイルスに対抗する薬しか開発されておらず、抗インフルエンザ薬も増殖を止めるだけで、いったん増殖したウイルスをやっつけることはできない。インフルエンザ薬は早い段階で用いなければならないとされる理由はここにある。
「風邪薬を飲まずに、どうすれば風邪は治るんだ?」
水分と栄養を適度に摂って、ゆっくり休む...これが一番。食事は消化が良く、ビタミンCなどを多く含むバランスがとれたメニューがいい。食欲がない、すぐに眠りたいときは無理に食べなくてもいい。ふとんもふつうの温かさでいい。汗をかくと体力を使うので、厚着はしないほうがいい。だいたい3~5日で治る。
(編集部)