2015年6月18日木曜日

食生活・油④

みなさん、こんにちは。ご機嫌よろしゅうございます。
またまた間がだいぶ空いてしまいました...もう聞き飽きましたか?(笑)

私がサボっている間に、季節はすっかり梅雨ですね。
この時期は悪天候が続き、温度変化や高湿度により体の代謝が悪くなりがちです。
膵臓が弱るために体が浮腫み、有害物質に対する抵抗力も低くなりがちで、くわえて胃が弱ることで食欲不振にもなりがちになります。
胃腸が弱るとやわらかい物ばかりを好む傾向があり、噛む回数が減って満腹感を得られなくなり、糖分を欲しやすくなるので注意です。
気温が上昇し、湿度も高くなってくると水虫やアトピー性皮膚炎が悪化しやすくなったり、体にも湿気が溜まりやすいため胃潰瘍や十二指腸潰瘍、便秘や体の疲労感、手足のだるさや腰痛なども起こりやすくなります。

胃や膵臓が疲れると、抑うつや不信、不安といった感情を抱きやすくなり、ストレスも感じやすくなってしまいます。
また物事を考え込みやすくなり、くよくよしたり、几帳面で気を遣ったり、不安で落ち着きがなく気分の発散が下手になりがちになります。
こういった体からのサインを見逃さない様にしたいですね。

さて、気になる記事を見つけました。


米 トランス脂肪酸 3年後までに禁止
米 トランス脂肪酸 3年後までに禁止マーガリンなどに含まれとりすぎると心筋梗塞などのリスクを高めるとされる「トランス脂肪酸」について、アメリカのFDA(食品医薬品局)は3年後までに加工食品などでの使用を全面的に禁止すると発表しました。
トランス脂肪酸はマーガリンや揚げ物などに使われる油に比較的多く含まれる脂肪分で、とりすぎると心筋梗塞や動脈硬化のリスクを高めると指摘されています。
このためアメリカでは、食品に含まれるトランス脂肪酸の量の表示を義務づけるなどして、1人当たりの摂取量は大きく減ってきていますが、冷凍ピザや電子レンジで調理するポップコーンなどの加工食品にはまだ多く使われています。
こうしたなかアメリカのFDAは16日、「食品への使用が安全とは認められない」として、国内の加工食品などへの使用を全面的に禁止すると発表し、企業に対し、3年以内に代替品に切り替えるなどの対策を求めました。
FDAではトランス脂肪酸を禁止することで年間2万件の心臓発作を防ぎ、心臓病による死者が7000人減ると見込んでいます。日本では今のところ「通常の食生活では健康への影響は小さい」として、食品に含まれる量の表示の義務などはありません。
日本では「健康への影響小さい」
トランス脂肪酸の使用について、日本では3年前、食品安全委員会が安全性を検討した結果、「通常の食生活では健康への影響は小さい」とする見解をまとめていて「現時点で見解を変更する必要はないと考えている」としています。
トランス脂肪酸の摂取量についてWHO(世界保健機関)は、摂取量を食事でとるエネルギーの1%未満に抑えるべきだとしていますが、アメリカでは、2003年から2004年のデータで男性で2%、女性で1.9%となっています。
一方、日本人の摂取量は、3年前にまとめられた食品安全委員会の見解によりますと平均で0.31%で、洋菓子や油分の多い食品を頻繁に食べる人を除くと高い人でも0.61%から1%だったということです。このため、食品安全委員会は「脂質に偏った食事をしている人は注意が必要だ」としましたが、「通常の食生活では、健康への影響は小さい」と結論付けています。
食品安全委員会では、今回のFDAの発表について「日本人のトランス脂肪酸の摂取量が、3年前から極端に増えているとは考えにくい。現在、アメリカの評価の根拠を検討しているが、現時点で見解を変更する必要はないと考えている」とコメントしています。
日本企業 自主的に減らす取り組み
厚生労働省によりますと日本では食品に含まれる「トランス脂肪酸」の量について規制はないということですが消費者の関心の高まりを受けて、国内の食品メーカーは、含有量を減らす取り組みを自主的に進めています。
このうち、マーガリン類で国内大手の「雪印メグミルク」は、主力商品の「ネオソフト」のトランス脂肪酸の含有量をこの10年でおよそ10分の1に減らしたということです。その結果、「ネオソフト」1食分に含まれるトランス脂肪酸は、「総摂取エネルギー量の1%未満にする」というWHO=世界保健機関の勧告を下回る0.037%に当たる量になっているということです。同じく、マーガリン類で国内大手の「明治」も、トランス脂肪酸を自主的に減らす取り組みを進めているということです。両社は「今後も削減の取り組みを続けるとともに、国から新たな方針が示されるようなことがあれば、適切に対応していく」としています。



このブログで取り上げている「油シリーズ」ですが、アメリカでは遂にFDA=食品医薬品局が3年後までに加工食品などでの使用を全面的に禁止すると発表しました。
こうした中、我が国・日本では「健康への影響は小さい」として何も策を高じる気はないようです。

実に愚かとしか言いようがありません。

日本のトランス脂肪酸の平均摂取量がWHO(世界保健機関)の基準値よりも少ないことがその理由としてあげられていますが、本当に「安全」と言えるのでしょうか。
あくまで「基準値より少ない」というだけであり、「安全」とは言えません。
そもそも、アメリカその他外国が揃って危険視して規制や禁止するほどの食品を、日本人は摂取量が少ないからという理由だけで「影響は少ない」などとよく軽視できるものです。

こういったことは何もトランス脂肪酸の問題に限ったことではありません。
以前このブログで取り上げた牛乳にしても、予防接種にしても...いや、食の安全だけでなく、今や尖閣諸島に止まらず沖縄にも触手を伸ばしてきている中国の脅威など、安全保障というものをあまりにも考えなさすぎるのが今の日本の根本的な原因なのだと思います。

戦後アメリカによる占領政策から続く「平和ボケ」状態...ここからいち早く抜け出し、きちんと国のことを真剣に考え行動していかないと、国民の健康、さらには日本国そのものを護ることはできないと思います。
私は有権者として、一国民として、こういった問題に対して声を上げ行動していきたいと思います。