2015年4月23日木曜日

食生活・油②(トランス脂肪)

 みなさん、こんばんは。ご機嫌よろしゅうございます。
昨日は突然の雨でしたね...出先で降られて天気予報を恨んだ、なんて方も多いのではないでしょうか?

 そんな私も見事に洗濯物をやられました(笑)。
私は基本的に夜、家に帰ってから洗濯をしてベランダに干しておき、翌日の夜に家に帰ってきてから中に取り込んで仕舞う、というのがパターンでございます。
ですから、当然のごとく洗濯をする前に天気予報で翌日の天気をチェックするわけです。予報では雨が降るなんて一言も言ってなかったのに...雨で洗濯物がやられてしまった時の絶望感といったらないですね。世の主婦の方々の気持ちが痛いほどよく分かります。
こういう時、洗濯をしてくれる奥さんがいたらなぁ~、なんて思うのはここだけの話(笑)。

 ちなみに、よく天気予報が外れた時に「当たらないわよねぇ~」なんて怒る方がいらっしゃいます。
はっきり申し上げまして、こういった批判をする方々には「足るを知る」という考え方が足りないのではないでしょうか?要するに、感謝が足りないということです。

 日本は世界の中でも天気を予想するのがとても難しい国です。
四季があり、季節によって天気や気温、湿度などがガラリと変わり、まるで別の国の様に様変わりします。
加えて天気の変わりやすい山々が国土の7割を占め、周りを海に囲まれ台風の通り道でもあります。
こういった非常に難しい自然条件の中、日本は天気予報の技術レベルを向上させてきたのです。
海外では外れるのが当たり前という認識の国がたくさんありますし、そういった国では天気予報が外れたからと言って誰も怒りません(当然ですね)。
国土のほとんどが砂漠で雨などほとんど降らない、といった国には天気予報そのものが存在しない国だってあるくらいです(そもそも、予報しようといった考えが起きないのでしょう)。
では日本はどうでしょうか?外れた時に怒るということは、裏を返せば当たっている確率が高く、かつ多くの人が天気予報が当たると信頼しているということです(ほとんどの方が無意識だと思いますが)。

 物事に絶対や完璧はありません。そして日本国内だけではなくもっと海外にも目を向けてみると、日本の良さを知り、日本人であることや日本国に対して感謝の気持ちでいっぱいになるのではないかと思います。

 釈迦に説法でした。さて、昨日に引き続き前置きがまたまた長くなってしまいましたので(笑)、そろそろ本題に入りたいと思います。

 先ほどまでの話とは逆で、日本の方が海外と比べて全く遅れている分野があります。その一つが栄養学や「食の安全」といった分野になります。
みなさんは海外では危険視されているが、日本ではその危険性が軽視されているものがあることをご存知でしょうか?
今回はそのお話、「トランス脂肪」についてです。

 今回はもうすでに長くなってしまっていることもあり(お前のせいだろ!)、難しい話は抜きにして...
マーガリンに代表されるこのトランス脂肪ですが、まずはトランス脂肪が海外ではどういった見方をされているのか、お話ししたいと思います。
○ヨーロッパ各国ではトランス脂肪を「殺人脂」として扱い、一定基準よりも多く含まれている食品を違法としている。
○デンマーク...国内のすべての食品に対して、油脂中のトランス脂肪酸の含有量を2%までと制限。
○カナダ...すべての加工食品に栄養成分、トランス脂肪の含有量の表示を義務化。
○ドイツ...乳幼児用の加工食品とオリーブオイルはトランス脂肪の含有量を総脂肪量の4%以下に制限。
○オランダ...オランダ健康審議会により、トランス脂肪は1日当たりの摂取カロリーの1%以内とする基準値を設定。
○アメリカ...すべての加工食品に栄養成分、トランス脂肪含有量の表示を義務化。またニューヨーク市では2006年12月、飲食店におけるトランス脂肪酸の実質使用禁止、2008年7月までに全ての調整食品から排除することを法律化した。
○韓国...一般の加工食品に栄養成分、トランス脂肪含有量の表示を義務化。レストランや小中学校の給食でトランス脂肪の含有量を総脂肪量の5%以下に規制、超えた場合は勧告。

とまあ、こういった感じになっています。
ここで、「あれ?そんな危ないだなんて話、聞いたことないぞ」と思った方も多いと思います。
そうです、これがまさに今の日本の問題点の1つとなっているのです。
すなわち、正しい情報が流れていないということです。

次回からは、なぜトランス脂肪が危険なのか、ということについてもう少し詳しく解説していきたいと思います。


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