2016年1月23日土曜日

“薬が病気を作っている”現実

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

本日は風邪薬シリーズから発展して薬全般的なお話です。
薬自体、基本的に製薬会社や医師たちの金儲けの手段になっており不要なものが多いわけですが、その中でも特にひどいのが精神薬です。
抗うつ薬の副作用がうつ症状って、何のために飲まされるのか?意味が分かりません。
怒りを通り越して呆れ返ってしまいます。



薬が病気を作る?薬剤師が教える薬の危険

抗うつ剤を飲むとうつ症状に、自殺や他害行為も



「Thinkstock」より
「週刊東洋経済」(東洋経済新報社/9月13日号)は『飲む前に知る! クスリの裏側』という特集を組んでいる。「普段何げなく服用している薬は本当に必要なのだろうか。安全なのだろうか。相次ぐ不祥事で製薬業界の信頼が揺らぐ中、本当に必要な知識を身に付けたい」という内容だ。
 2014年4月に日本人間ドック学会などが発表した新たな「基準値」(「新たな健診の基本検査の基準範囲」)は、正常とされる血圧の数値は「上の値は129まで、下の値は84まで」だったのものを「上の値は147まで、下の値は94まで」とするなど、大きく緩和されたものとなった。この背景には、薬剤費を抑えたい政府の意向があったのではないかと業界関係者は見ている。
 世界第2位のノバルティスファーマ、国内最大手の武田薬品製薬会社による臨床研究の不正や疑惑が次々と噴出する中、医師も製薬会社のもくろみに加担し、持ちつ持たれつの関係であることが明らかになり、業界の信頼は失墜している。
「業界全体として、悪事を働いているという認識が薄かった。明らかになっていない不正が他にもあるはず」と大手製薬幹部(特集記事より)
高血圧は薬で下げるな」「薬剤師は薬を飲まない」などといった、薬や医療の不必要性を論じる本が売れているという。普段、何げなく飲んでいた薬に、多くの人が疑わしい気持ちを抱き始めている現状を表している。

●薬が病気を作る

 今回知っておきたいのは、特集記事『「薬が病気を作る」は本当だった!』だ。薬漬けの医療に疑問を感じ、13年12月に『薬剤師は薬を飲まない』(廣済堂出版)を上梓した薬剤師・宇多川久美子氏による記事だ。
 病院は、病気と診察すれば薬を出そうとする。それが、単なる風邪であってもだ。
「よくあるのは、医師による“3分診療”の後、抗生剤、せき止め、鼻炎、解熱剤……と4~5種類の薬を出されるパターンだ。(略)せき、鼻水、熱といった症状を速やかに抑えるのに薬は効果的だ。しかし、薬はあくまで対症的に鼻水を止め、せきを止め、熱を下げるだけだ。(略)風邪薬は、症状を生んでいる原因を撃退してはくれない。風邪に伴う症状は、ウイルスと闘い排除しようとしている自らの免疫反応。(略)となると、風邪をひいたときにすべきことは、安易に薬を飲んで症状を抑えることではない。ウイルスという敵と闘っている体をフルサポートすることだ」(同記事より)
 つまり、一般的な風邪の際には薬ではなく、「体を冷やさないようにして早めに寝て、十分な睡眠」を取ることが重要なのだ。これからの季節、注意したい。
 なお、インフルエンザも高熱が出るのは、「それだけ体温を上げることで免疫力を活性化しているから」で、「インフルエンザは自然治癒する感染症である」というのが世界の常識だという。
病気はその原因により、2種類に分けることができる。(1)インフルエンザのようにウイルスや細菌などが原因の伝染病・感染症や、急性の症状の病気。(2)糖尿病や高血圧、高脂血症などのように生活習慣の乱れや加齢が原因となっている慢性的な病気。私たちはこれらのどちらも『病気』という同じ概念でとらえ、病気になったら薬を飲んで治してしまおう、と考えがちだ。しかし(1)と(2)は薬の果たす役割に大きな違いがある」(同記事より)
(1)の急性症状に対する薬は感染を止め、症状を一時的に抑えるもので、完治した時点でその薬がいらなくなるという特徴がある。一方で、(2)の慢性的な病気に対しては体に現れている症状を抑えるだけの効果しかない。これらの病気の多くが病気を生じさせる習慣を積み重ねてきた原因は患者そのものにあり、本当の意味で治療するには、「病気の原因である生活習慣を改める以外に道はない」のだ。

●薬剤師を活用して生活習慣の見直しを

 しかし、生活習慣病の患者が今飲んでいる薬を専門家の相談なしに突然やめてしまうことは危険だ。この場合、薬剤師を活用するのがいいという。
「薬剤師は、薬学的疑問を抱いたり患者から申し出があった場合、医師に処方箋の内容を問い合わせる『疑義照会』をすることができる。(略)(13年度の調査では)疑義照会により、年間82億円もの薬剤費が削減されたという」(同記事より)
 さらに、「薬のほとんどは合成物であり、体にとっては『異物』。(略)主作用の陰で、体に別の作用がもたらされている」(同)、つまり多かれ少なかれ副作用があることも知らねばならない。
 例えば、抗うつ剤。抗うつ剤の副作用は「うつ症状」なのだという。
「現在、抗うつ剤の主流はSSRIやSNRIといった薬で、脳内で不足しがちになるとされるセロトニンやノルアドレナリンの再取り込みを阻害し、脳内にたまりやすくする。セロトニンは安らぎや幸福感を、ノルアドレナリンはやる気や自信を与える神経伝達物質だ。
 ところが、これらの抗うつ剤の一番の副作用は『うつ症状』なのだ。薬の添付文書には自殺願望が高まることがある」といった注釈がついている。人に暴力を振るうなど、他害行為を招く作用があることもわかってきている」(同記事より)
 抗うつ剤の副作用でうつ症状を生むとは……本末転倒もいいところだ。
 病気に対しては薬よりも生活習慣を見直し、自然治癒するのが基本であることを再認識させられた。健康もカネで買えると思っているフシがある日本人にとっては、考えさせられる特集だ。
(文=松井克明/CFP)


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