2015年11月7日土曜日

砂糖の害・前編

みなさん、こんにちは。ご機嫌よろしゅうございます。

私は患者さんが来院されていない時は、こうして裏の事務所でブログを書いたり事務仕事をしていたりするのですが、慣れないパソコンを使ってカタカタやっていると、とても疲れます(笑)。
今まで首こり肩こりというものはあまり経験なかったのですが、気持ちが分かりました...(^^;)
やはり何事も経験が大事ですね。自分もつらい想いをしてみて初めて患者さん(相手)の気持ちが分かり、共感でき、気持ちに寄り添うことができるようになると思います。自分でも経験してみないと想像の域を超えることはできませんからね。

「分かった」が「理解」に変わった瞬間です(分かる人には分かりますよね)。

事務仕事...特にパソコンばかりやっていると、ストレスが溜まります。やはり私にはデスクワークは性に合わないみたいです(笑)。体を動かす仕事の方が向いていますね。
こうしてストレスが溜まり脳(頭)が疲れると、ストレス発散のベクトルが食に向かう人も多いのではないでしょうか。何を隠そう、私がそうです(笑)。特に、重度のスイーツ中毒だから性質が悪い...(>_<)

そんな私が一番恐れているのが、これ...。



命を蝕む砂糖、がんや糖尿病の原因に…
栄養素なく高カロリー、コカインと同様の依存性
http://biz-journal.jp/2015/04/post_9467.html


 オフィスで集中して仕事をした後や、営業の外回りから戻ってきた時、退屈で長い会議が終わった時に、ホッと一息つきたくて缶コーヒーやペットボトルのジュースを一気に飲み干した――こんな経験を持っている人も多いと思います。

 しかし、その缶コーヒーやジュースにはどれくらいの砂糖が入っていて、その砂糖がどんな影響をもたらすか、というところまではあまり考えたことがないでしょう。
例えば、一般的な缶コーヒーには角砂糖約3個分、コーラのような清涼飲料水には同じく約10個分の糖分が入っています。
 ではスポーツドリンクの方がいいのかというと、そうでもありません。一般的なスポーツドリンクにも角砂糖6~7個分の糖分が入っています。さらにいえば、ファーストフード店などで販売しているシェイク状のドリンクには角砂糖20個分以上は入っているといわれています。
「砂糖の取りすぎは体によくない」という事実は知られていますが、世界保健機関(WHO)のガイドラインによると、成人および子供の1日当たりの糖類(炭水化物とは別)の摂取量は、全カロリー中の5%未満にすべきとされています。一般的な成人の1日の摂取カロリーは、1800~2200キロカロリーといわれています。仮に2000キロカロリーとした場合、その5%となると100キロカロリーで、缶コーヒー1~2本分に当たります。
 計算上、缶コーヒーを2本も飲めば、その日はもう糖類を摂取できないことになってしまいます。ただし実際にはそれで済むわけはないので、摂取カロリーに占める糖分の割合はどんどん増えてしまいます。そして、それが結果的に体に大きなダメージを与えてしまうのです。

 砂糖にはカロリーはありますが、私たちの体に必要な栄養素はほとんど含まれていません。そういった食品のことを「空のカロリー」といいます。アルコール、白米や白く精製された小麦粉なども空のカロリーの一種です。一部で「空のカロリーは体内に残らないので太らない」などと考えている人もいますが、これは大きな間違いです。

 必要な栄養素を含まない空のカロリーは、体内に摂り込むと大きな負担になってしまいます。
カロリーがあるということは体のエネルギー源になるということであり、なんらかの経路でブドウ糖に変化するということです。ブドウ糖がエネルギー源になるには、体内のさまざまな機能や物質を使う必要があります。
 その一つがクロムという必須ミネラルの一種です。このクロムが細胞膜にあるブドウ糖を受け入れるドアを開ける鍵の役割をすることで、ブドウ糖を細胞の内側に取り込むことができます。砂糖(アルコールも同じ)にはクロムはまったく含まれていないので、砂糖に含まれるブドウ糖をエネルギー化するためには、他の食品から摂取したクロムを使うことになります。
 つまり、砂糖はクロムを体内にもたらさないどころか他から摂取したクロムを浪費してしまうのです。その上、エネルギー化のために必要なもうひとつの栄養素であるビタミンB1も含まれていないので、体には多くの負担がかかります。

砂糖の過剰摂取で脳機能にも変化

アメリカの保健指標評価研究所が2010年に発表した「世界疾病負荷調査報告書」によれば、糖分を含む飲み物の過剰摂取が原因とされる死亡例のうち糖尿病は13万3,000人、心血管疾患は4万4,000人、がんは6,000人となっています。注目すべきはその78%が低~中所得国で発生しているということです。今、日本では貧困率の悪化が問題になっていますがこの仲間入りだけは避けたいところです。
 またアメリカのプリンストン大学で行われたラットを用いた実験では、砂糖を過剰摂取することによって明らかに依存性が認められた上、一度砂糖の投与をやめて再び与えた際には、以前よりも摂取量が増加したそうです。
 さらに砂糖の供給を絶たれたラットはアルコールの摂取量が増え、脳機能に変化が起きていることがわかったといいます。空腹時に多量の砂糖を摂取するラットの脳内ではコカイン、モルヒネ、ニコチンなどの依存性薬物による変化と同様の神経化学的な変化が起こっていることもわかっています。
 ラットの実験がそのまま人間に当てはまるわけではありませんが、まったく無視するというわけにもいかないでしょう。そもそも、無視するぐらいなら最初から実験をする意味がありません。
こういったことを鑑みると、仕事の合間や息抜きに砂糖たっぷりの缶コーヒーなどを飲み干す習慣は、やめたほうがいいのではないでしょうか。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

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